妻の前彼

2017/05/25

他の人みたいに、なんつーか心臓を絞られるような話じゃなくて
もう今となっては青春の甘酸っぱい1ページなんだけど……。
一応「さえた」話です。前半、逆っぽいかもしれんけど。
高校3年の、たしか秋口だったと。まだ暑かったし。
年号はまだ昭和。
高1の時に童貞と処女で付き合い始めた
Iっていう同い年の彼女と、
なんか喧嘩が多くなっていた時期だった。
受験のストレスだったのか倦怠期だったのか。
校舎の屋上とか生徒会室でもヤッてたし
露出だの相互飲尿だのとエスカレートしてたから
まぁ新鮮味に欠けてたんだろうなぁと思う。
高校時代の俺は、何故か
「女性は全て口説かなければ失礼にあたる」と思い込んで
学校中に歯の浮くような台詞を振りまいていた馬鹿高校生。
ただIと付き合ってることは知れ渡っていたので、
他の娘はタマに映画やライブに付き合ってくれたり
バレンタインにチョコを多めにくれたりする程度までで
相変わらずIしか「知らない」状態だった。
で、ある日の土曜日。
なんでだか一人で学校から駅に向かっていたら、
後輩に呼び止められた。
生徒会長なんかやってる2年生のY。
結構な美人の部類だったのでモテてたが、
確か1年生のKって奴と付き合ってた筈。
正直こんな才色兼備の年上の彼女がいるなんて
なんて羨ましいんだろうと思っていた。
「Oさん、今日付き合ってくれません?」
「あー、朝までなら」
「いやいやいや、夕方までで充分……。映画おごって欲しいかなって」
「……は? そりゃ喜んで。……で、なんで?」
「なんでって……先週誘ってくれたじゃないですか。『xxxx』観に行こうって」
何の映画だったかは覚えてない。泣かせタイプの洋画だったとしか。
「ちょっと観たいなって思ったんだけど、女子校生ひとりで『xxxx』って、
ちょっとアレじゃないですか?」
「Kはいいの?」
「……ああいうの苦手みたいで」
繁華街(wまで出て、時間調整でロッテリア寄ってから映画鑑賞。
いやもうYの号泣ぷりったら。
ロッテリアでコンタクト外して眼鏡に変えてたので、
最初から泣く気で来たらしい。
あそこまで泣かれると逆にムードもなにも……って感じ。
それでもせっかくだから、夕食とかもおごってみた。。
アルコールも入ったので、調子にのって公園をブラついてみたり。
「なんか……。醜態さらしちゃって恥ずかしい。
泣くとは思ってたんだけど……」
「いや、貴重なものを観させて頂きました。
なかなか泣き顔ってのは見られないもんだし」
「やだ、言いふらさないでくださいよ」
「ベッドでもあんな風に泣くのかねえ。聞いてみたいねえ」
間。
普段のノリで言ったつもりだったが、いつもと反応が違った。
「……試してみます?」
こういうパターンは正直想定していなかったので、
明らかに動揺が表に出ていたと思う。
咄嗟に切り返せずにいると、Yは俺の腕に自分の両腕を絡めてきた。
「朝までは空いてるって言いましたよね」
「え、あ、いや、確かに、そりゃ」
「ダメなんですか?」
「ええと……ホテル代まで準備してなかったつーか」
「映画と御飯ご馳走になったから、払います。
じゃ、ちょっと家に電話してきますね」
当然携帯電話なんか持ってません。
電話ボックスに走るYの姿を見ながら、呆然、と。
躊躇なくYに連れて行かれたラブホで、部屋も手馴れた感じで選んでた。
Yは先にシャワーを浴びて、俺は後から一人でバスルームに入った。
下半身は既に臨戦態勢。
IやKに対する罪悪感は……多分あったと思うが、
童貞喪失後2年以上一人しか知らない18歳男子、期待の方が大きい。
念入りに洗ってからバスローブを羽織って出ると、
もう照明を少し落としてあって、Yもバスローブを着て
ベッドに腰掛けて煙草を吸っていた。
(当時の高校生喫煙率は今よりずっと高かったのです)
「吸います?」
「いや……他のものが吸いたいな」
「……やらしい……」
Yは煙草をもみ消すとベッドに潜り込んだ。
「電気消してくださいね」
「えー、そんなもったいない」
「ダメ。布団剥がすのも禁止です」
素直に照明を消して、隣に潜り込んだ。
ベッドにくっついている操作パネルの薄明かりだけで、
顔もよく見えない。
初めて味わうI以外の唇。そんなに変わらなかったが、
舌を入れると「ああ、口の中って結構形が違うんだなあ」と思った。
掛け布団を被ったまま、モゾモゾとバスローブを脱がしていく。
少し太めで全体に張りがあって柔らかいIに比べ、
スレンダーなYの体は骨と脂肪のメリハリがあって新鮮この上ない。
一応年上ぶろうとして、じっくり指と舌で責めると、
聞きなれた声とは違う喘ぎが更に興奮を誘う。
布団の中で、手探り舌探りで肝心な処に辿り着く頃には
もうすっかりシーツにまで何かが染み込んでいた。
舌を這わせると、ぬるん、と慣れない感触。
ああ、これが小陰唇って奴かと感動したりした。
Iはどうやらそこがあまり発達していなくて、
いわゆる「ビラビラ」てのがどうもピンと来ていなかったんだが
Yのソレは立派に拡がっていて、軽く吸い込んだり引っ張ったり
真っ暗で見えない分、存分に楽しませて貰う。
(無修正画像ってモンに縁がなかったんで、真剣に驚いたんだ)
「ねぇ、もう……、イッちゃいそう……。……来て」
「いいよ、イッて。もうちょっと味わいたい」
布団の中から余裕のありそうな返事をしてみるが、
実はちょっと焦っていた。シャワーの時にあれほど張り切っていたモノが
すっかりおとなしくなっていたから。……緊張してたんだろうなぁ。
こっそり自分の手で刺激したりしてみるが、
どうにも芯が通らない感じ。
Iと違ってちゃんと顔を出しているらしいクリトリスを弾く速度を上げると
「あ、ダメ。い、いぃぃぃぃぃ……っくぅ……!」
俺の頭が、思いっきり太ももで挟みつけられてガクガクと揺すられた。
数秒間そのまま固まってから、かくん、と放される。
そんな痴態を目の当たりにしても(見えないけど)俺の準備はまだ。
そのまま、また舌の動きをソフトにしてゆっくり舐めながら、
今度は指を入れてみる。ここでも感触の違いを実感しながら、
もう1回イッてもらった。
掛け布団はもう脇に除けられていて、まだ小振りな乳房が上下するのが
うっすらと見て取れた。
「お願い、ガマンできないです。はやくっ。来てっ!」
「うぅん……。でもKに怒られるしなぁ……」
今思うとどういうつもりでこんな台詞を吐いたのか謎だが、
なんとか時間稼ぎをしようとしていたんだろうと思う。
「いいの、構わないんです。欲しいの。ガマンできないの」
暗闇に目が慣れてきていて、Yの表情が判別できた。
普段学校で見る凛とした雰囲気はどこへいったやら、
乱れた髪と、……口の周りがだいぶ濡れているように見えた。
あの優等生がこんなに乱れるなんて。
流石に、硬くなって来た。挿入したままの指を動かしながら
ずりあがって、耳元に口を寄せる。
「Yさんがこんなにいやらしいとは知らなかった……」
「意地悪しないで……。おちんちん突っ込んで……」
「……興奮するよ。もっと言って」
「欲しいの。Oさんのおちんちん欲しいんです。
Kくんのより太くてカサの張ったおちんちんで、
後ろから突きながら、いつもみたいにお尻叩いてほしいの……っ」
息を切らせて、涎を啜りながら空ろな目で素晴らしい口上を
……
…………え?
えーと、確かに俺のはどうも、よく言えばカリ高というか
人より「張ってる」らしいという自覚はあった。
長さは人並み(以下)らしいということも含めて。
と、最近はIとバックでヤる時には尻を叩くのが好きなのも事実。
……なんでYが俺の形状や性癖を知ってるんだろう。
が、ここで我に返って問い詰めるほど無粋じゃない……というか
実際それどころではない気分であって、とりあえずコトを進める方を選んだ。
「じゃあ、お尻上げて」
Yは、流石にいきなり後ろからとは思わなかったのか、ちょっと躊躇したが
素直に四つん這いになったばかりか、両手で自分の尻を掴み広げた。
「はや……く……ぅ」
枕元のコンドームを取って移動しながら装着。
自慢じゃないが、俺は若い頃から
最大限の時でも水平よりちょっと上を向くくらいなので、
手を添えなくても狙いを定められる。
Yの後ろに膝立ちになって、軽く手で入り口の位置を確かめてから
両手で腰を掴んで、ゆっくりと押し付ける。
押し返される感じがちょっと続いてから、ずぷっ、と頭が入った。
「はぅ……!」
そのままの位置でヒクヒクさせてみると、それにあわせてYの肩が震える。
「スゴい……押し広げられてるよぉ……」
確かに、締め付けがキツい。
Iよりも豊かな陰毛や発達した小陰唇とか淫核のイメージから
勝手にもっと緩やかな感触を想像していたから尚更。
ゆっくりと半分まで入れてから、またゆっくりと亀頭冠あたりまで引き出す。
「ぅあぁ……だめぇ……なんかカキだされる……ぅ」
数回それを繰り返して、中までたっぷりと溢れ…

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