男性恐怖症の彼女にプラトニックラブを貫いた

2017/01/01

俺は23歳で、まぁフツメンだと思う
付き合っている彼女の裕美は
俺とタメで、顔は可愛い方だと思うよ
それで、彼女は実は男性恐怖症なんです
裕美と出会ったのは中学生の時
当時の俺は保育園から一緒の幼馴染ことが好きだった
その日、幼馴染を学校の廊下で見かけて話かけた
その時に一緒いたのが裕美だった
幼馴染に話しかけようとしたら裕美に
「イヤッ」
といわれた
初対面の女の子にいきなり拒絶されるのは
14歳の俺にはダメージがデカかった
え?俺って嫌われてる?
って思春期の俺にとっては軽いトラウマだったw
突然のことに困惑してたら、
幼馴染から裕美が男が苦手ってことを教えられた。
その場は裕美がいたこともあって、
そのままほとんど会話もなく別れた
ちなみに幼馴染と裕美は同じクラス・同じテニス部で中2になってから
よく一緒にいるようになったらしい
俺と幼馴染は真向いの家に住んでて、
親同士の仲がいいということもあって、
昔からよく遊んでいて、
中学生になってからも、たまに一緒に帰ったりしてた。
それから2か月がたって、
裕美のことはすっかり忘れていたところに
幼馴染から
「一緒に花火に行かない?」
と誘われた
幼馴染のことが好きだった俺は当然OKして、
待ち合わせ場所に行った
待ち合わせ場所には、
幼馴染と裕美と1年のとき同じクラスだったAがいた
最初は何故このメンツ?と思い幼馴染に聞いてみた
そしたら幼馴染は夏休み直前に
Aに告白されて付き合い始めたらしい
元々裕美と行く約束をしていて
幼馴染は断れずに裕美と面識のあった俺を入れて
2:2することにしたらしい
失恋してテンションはガタ落ちだし
幼馴染とAの空気に割り込むのもできなかった
間が持たなくなって裕美に話しかけてしまっていた
さすがに面識があったおかげか
よそよそしかったけど前回みたいな反応はされなかった
正直今思えば普通聞くのはタブーだと思うが
その時裕美の男性恐怖症の原因について聞いてしまった
裕美の話だと小学2年生とき親が離婚したらしい
18歳と19歳の姉と兄は母親が
まだ小さかった裕美は父親が引き取ったらしい
小学4年生の終わりまでは
何事もなかったらしいのだが
この頃から父親は仕事でストレスを貯めていたらしく
何かと怒りやすくなっていたらしい
小学5年生の夏ごろから虐待が始まりDVな父親だったらしい
秋に母親が様子を見に来たときに
痣に気が付いき引き取られたということでした
この虐待が原因で男に対して恐怖心を持つようになったようです
この話を聞いたときは失恋したこととか吹っ飛んでた
正直偽善だと思うけど
その時裕美のことがとても可哀相で力になってあげたいと思った
夏休みというのもあって、花火大会以後は裕美と会うことはなかった
でもなんとなく気にかけてはいた
2学期に入り、俺は少しずつだけど裕美に話しかけてみるようにしていた
会話の内容は勉強のこととか部活のこととかたわいない話ばかりしていた
その後の裕美との会話で
大人の男に対する恐怖心が強く
同級生ぐらいの男なら少しは緩和されてる感じだった
実際少しはしゃべれる男子もいたらしい
中学2年が終わるころには
俺と裕美はまぁまぁ普通にしゃべれるような関係になっていた
でも他の男子とかは相変わらずだった
幼馴染も裕美の男性恐怖症が少し改善してる気がすると喜んでいた
中3になっても裕美に話しかけることは継続していた
だけど4月の終わりごろに俺にも環境の変化があった
4月の終わりごろ俺に彼女ができていた
俺にとっても人生初めての彼女
彼女との関係を良くしようと思って
裕美に対してほとんど話しかけなってしまった
俺の中学校では5月の後半に修学旅行があって
その話し合いをしているとき
同じグループになった幼馴染に裕美のことを聞かれて
最近話しかけてないことに気が付いた
この後からまた少しずつだけど裕美と話す時間を作るようにしていった
修学旅行中もそれは変わらずで、見かけたら話しかけていた
でも普通に考えてそれって彼女のいる男のすることじゃないわけで
彼女のほうも当然だけど俺の行動を良く思ってなかったみたい
修学旅行が終わって少ししたら
彼女と別れることになってしまった
彼女はあまり裕美とは面識がほとんどなく
男性恐怖症のこともよく知らなかったから
どういう関係か聞かれたりしたが
勝手に話していいこととは思わなかったので
適当にごまかしていた
俺の所為で修学旅行が悪い思い出になったのは
今でも悪いことしたと感じている
当時の裕美に対して恋愛感情が
あるかないかで言ったらなかったと思う
なんていうか妹みたいな感じかな?
まぁこの頃の関係はうまく
形容できないとりあえず恋愛感情はなかった
この後も裕美とは話をしたり
幼馴染とAを入れた4人で下校したり勉強したりと
普通の日常生活を続けていった
そして俺は共学の私立へ、
裕美は私立の女子高へ進学し、高校生になった
高校生活は割合知り合いが多くすぐ溶け込むことができた
裕美も女子高ということもあって、すぐに順応できたようだった
4月の終わりごろ、俺は裕美のことが気になったので
裕美にメールして久しぶり会ってみることにした
久々にあった裕美は男からの
ストレスがないおかげか少し明るくなっていた
多分前より会話もスムーズになってたと思う
この日から休日に裕美に会ったりする機会が増えていった。
幼馴染とAの2人を加えて遊ぶことも増えた
高2なるころには
裕美は俺とだけでなくAとも普通に話せるくらい改善していった
多分この頃から少しずつだけど裕美に対して好意を持ってた気がする
まぁまぁ順調に裕美の男性恐怖症も改善されてきてるような感じていた
そんな高2の夏休みにとある事件が起きた
俺は夏休みに予備校の夏期講習に行くことになっていた
裕美はもともと運動するのが好きで夜走ったりしているといっていた。
俺はその日も授業があり、隣町の予備校に行き
寄り道などをし、10時ごろに地元駅についた。
俺の家までの道には少し大きめの公園がある
公園は昼は子連れの親子など多いが
夜になると街灯がほとんどなく人通りもほとんどなかった
俺の家は公園を迂回するより
中を通ったほうが近道なのでいつも中を通っていた
公園を通っていると、公園の隅のほうの人影と物音に気がついた
何だろうと思って人影のほうを見てみたら裕美だと気がついた
正確にいうと裕美+1人で裕美が馬乗りにされている状態だった
光景が衝撃的すぎて最初体が動かなかった
はっと気がつたように動き出して近づいて行ったら
男もこちらに気づいたらしく、その場から逃げてしまった
何があったのか聞いたら、すぐに裕美に何があったのか聞いたら
ランニング中に後ろからついてきて、
走って逃げたけど公園で捕まったらしい
発見が早かったから触られて服脱がされそうになっただけで
まだ挿入とかはされてなかったっぽい
取りあえず裕美のこと励ましながら、裕美の母親と警察に連絡して
事情を説明して、俺は帰ることになった
正直励ましてたっていっても
何を言えばいいかわからなかった
それからしばらくは裕美とは会えなかった
何度もメールや電話をかけたけど
メールで「ごめん、今は無理」って返信が1回だけで
あとは反応がなかった
裕美のショックは表現できないレベルだけど
俺も相当ショックを受けてた
夏休みほとんど無駄に過ごしてた
夏休みが明けても裕美は学校を休んでいた
一応メールで励ましたりすることは続けていた
幼馴染にも励ましてあげるように頼んだりした
9月の終わりくらいから裕美の姉さんが
車で送り迎えをして学校に復帰したことを知った
それでも連絡は取れなかった
10月の半ばになって、
幼馴染から裕美が自転車通学に戻ったことを聞いた
俺は悩んだ末に裕美の通学の時通る道で待ってみることにした
まぁ裕美とはその日のうちに会うことができた
その時はいろいろテンパっていて、
何を話したかは覚えてないけど
俺が近づいただけでも軽く震えてたことと
メールに返信しなくごめんと謝られたことは覚えてる
事件前は普通に話したりくらいはできるようになってたのに
俺に対してもおびえたかんじになってしまったのは
スゴいショックだった
裕美の状態も状態だったので
また連絡するとだけ伝えてその日は別れることにした
帰ってから幼馴染に直接会ったことを話して、これからも励ますのを続けてくれるように頼んだ
俺もメールで励ますことを続けていった
つか今書いてて思ったけど軽くストーカーだな俺www
直接会ったことで、少し心を開いてくれたのか
メールの返信がたまにだが帰ってくるようになった
あの待ち伏せから2か月後には、幼馴染のフォローもあって
裕美と幼馴染3人で会うことになった
久々にあった裕美も前回同様俺に対して軽く震えてた
あらためて初対面の時より男性恐怖症がひどくなってしまったんだなと
実感して悲しくなった
まぁそれでも裕美は俺らの前だからか無理して笑ったりしてくれてた
とりあえず俺と幼馴染は、裕美に
またAを含めて4人で遊んだりできる様な関係になりたいことと
少し…

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